元関脇・貴闘力さん、ギャンブル依存症を語る
野球賭博問題で角界を去った元関脇の貴闘力忠茂さんが、ギャンブル依存症問題を考えるシンポジウムで自らの経験を語りました。
「人にお金を借りてまでギャンブルをするように。だんだん地獄に落ちます。一銭もお金が無くなりました。離婚もして(部屋を)辞めることになりました」(元関脇 貴闘力忠茂さん)
元関脇・貴闘力忠茂さん。大嶽部屋の親方だった2010年に、野球賭博問題で日本相撲協会を解雇されました。
28日のシンポジウムでは、さまざまなギャンブルをして一時、借金が1億円まで膨らんだことや、いったんギャンブルをやめた後、再び手を出したいきさつなどを語りました。
専門家からは、「ギャンブル依存症は、本人の意思の弱さなどのせいでなく、“病気”である」「国内のギャンブル依存症患者は推定で536万人と先進国の中で突出して多い。
実態調査を行い、対策を取ることが重要」との意見が出ました。
(2015年11月28日17:17)